SpMet メトヘモグロビン濃度

新生児、小児領域における一酸化窒素吸入療法では、副作用のひとつとして、メトヘモグロビン血症が報告されており、治療中は定期的な採血による血中MetHb値の把握が必要とされています。また、亜硝酸系の薬剤投与によってもメトヘモグロビン値は上昇すると言われておりますが、メトヘモグロビン血症については意外に認知されていないのが現状です。米国の教育機関施設において過去28ヶ月の入院患者のメトヘモグロビン値を調査した結果、2167名の入院患者の約2割の入院患者にメトヘモグロビン値の上昇が見られ、うち1名が死亡、3名が瀕死状態に陥ったとの報告もあります。従ってNO吸入療法を実施する領域、および循環器系の領域において、メトヘモグロビンの非侵襲かつ連続測定は患者の安全面を配慮する上でも必要であることがうかがえます。

メトヘモグロビン濃度(SpMet)

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